大谷翔平選手は米国メジャーリーグのエンゼルスに所属しているプロ野球選手で、投手と打者の二刀流として活躍していますね。
2023年に開催されたWBCでは投打の活躍で日本チームを牽引し、見事優勝に導き、MVPを獲得しています。
そんな大谷翔平選手ですが、早くも2024年の年俸がいくらになるのか予想合戦が繰り広げられています。
そこで、これまでの成績や年俸推移、他のメジャーリーガーの年俸などから大谷翔平選手の2024年の年俸がいくらになるか予想しました。
大谷翔平の2024年の年俸はいくら?
大谷翔平選手は2024年にFA権を獲得する
FA権を行使すれば、争奪戦(マネーゲーム)になることが予想されます。
各メディアでは早くも2024年の大谷翔平選手の年俸(契約)がどれくらいの金額になるか予想が繰り広げられています。
打者としても投手としても一流で、メジャーリーグ史上、さらにはスポーツ史上最高額の契約になるとまで言われています。
ちなみに、メジャーリーグにおいては、これまでの史上最高額の契約は、2019年にエンゼルスと12年契約を結んだマイク・トラウト選手で、その金額はなんと4.27億ドル(日本円に換算すると、555.1億円(1ドル130円で計算))です。
1人の選手に対して、500億円を超える契約を提示できるのはさすがアメリカメジャーリーグですよね。
アメリカ4大スポーツでの史上最高額の契約は、米プロフットボール(NFL)のカンザスシティ・チーフスに所属しているパトリック・マホームズ選手が、10年契約を結んでおり、その金額はなんと総額5.3億ドル(約689億円(1ドル130円で計算))です。
全スポーツの中では、サッカーのアルゼンチン代表リオネル・ネッシ選手が2017年11月にスペインリーグのバルセロナと4年5.55億ユーロ(日本円に換算すると約804億円(1ユーロ145円で計算))です。
大谷翔平選手はメッシ選手を超えるスポーツ史上最高額の契約になる可能性を秘めています。
大谷翔平の成績
大谷翔平選手が18歳で日本球界にプロ入りしてから、2023年までの主要な成績をまとめています。
大谷翔平選手は打者と投手の2刀流としてプレーしているため、打者と投手の成績をまとめています▼
<投手(日本プロ野球:北海道日本ハムファイターズ)>
年度 | 年齢 | 勝利 | 敗戦 | 奪三振 | 防御率 |
2013年 | 19歳 | 3 | 0 | 46 | 4.23 |
2014年 | 20歳 | 11 | 4 | 179 | 2.61 |
2015年 | 21歳 | 15 | 5 | 196 | 2.24 |
2016年 | 22歳 | 10 | 4 | 174 | 1.86 |
2017年 | 23歳 | 3 | 2 | 29 | 3.20 |
<打者(日本プロ野球:北海道日本ハムファイターズ)>
年度 | 年齢 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
2013年 | 19歳 | 45 | 3 | 20 | .238 |
2014年 | 20歳 | 58 | 10 | 31 | .274 |
2015年 | 21歳 | 22 | 5 | 17 | .202 |
2016年 | 22歳 | 104 | 22 | 67 | .322 |
2017年 | 23歳 | 67 | 8 | 31 | .332 |
2018年からはポスティングシステムを利用して、アメリカメジャーリーグ(ロサンゼルス・エンゼルス)に移籍しています。
<投手(アメリカメジャーリーグ:ロサンゼルス・エンゼルス)>
年度 | 年齢 | 勝利 | 敗戦 | 奪三振 | 防御率 |
2018年 | 24歳 | 4 | 2 | 63 | 3.31 |
2019年 | 25歳 | ー | ー | ー | ー |
2020年 | 26歳 | 0 | 1 | 3 | 37.80 |
2021年 | 27歳 | 9 | 2 | 156 | 3.18 |
2022年 | 28歳 | 15 | 9 | 219 | 2.33 |
2023年 | 29歳 | 7 | 3 | 127 | 3.02 |
(2023年の成績は前半戦終了時点)
<打者(アメリカメジャーリーグ:ロサンゼルス・エンゼルス)>
年度 | 年齢 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
2018年 | 24歳 | 93 | 22 | 61 | .285 |
2019年 | 25歳 | 110 | 18 | 62 | 286 |
2020年 | 26歳 | 29 | 7 | 24 | .190 |
2021年 | 27歳 | 138 | 46 | 100 | .257 |
2022年 | 28歳 | 160 | 34 | 95 | .273 |
2023年 | 29歳 | 98 | 30 | 67 | .306 |
(2023年の成績は前半戦終了時点)
メジャーリーグでも打者と投手の2刀流で活躍し続けています。
2021年には本塁打46本放ち、シーズン終盤まで本塁打数トップを独走していました。
投手でも9勝を挙げる力投を見せており、100年以上前にベーブ・ルースが達成した偉大な記録『同一シーズン2桁本塁打&2桁勝利』まであと1勝に迫る活躍を見せましたね。
投打ともに活躍したことを受け、2021年シーズンは見事MVPを獲得しています。
2022年シーズンには、前年に達成することが叶わなかった『同一シーズン2桁本塁打&2桁勝利』を達成しています。
ベーブ・ルースの記録は投手で13勝、打者で本塁打11本でしたが、大谷翔平選手はその記録を上回り、投手で15勝、打者で本塁打34本でした。
惜しくもMVPは62本塁打を記録したニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が獲得しました。
大谷翔平の年俸推移
大谷翔平選手がプロ野球に入団してから、2021年シーズンまでの年俸推移を調査しました。
大谷翔平選手は2012年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから1位指名され、日本プロ野球界に入団しています。
当初、大谷翔平選手はメジャーリーグ挑戦への意思が強く、日本ではプレーしないと言っていましたが、日本ハムが強行指名し、何度か面談することにより日本球界への入団が決定した経緯があります。
<年俸(日本プロ野球:北海道日本ハムファイターズ)>
年度 | 年齢 | 年俸 |
2013年 | 19歳 | 1,500万円 |
2014年 | 20歳 | 3,000万円 |
2015年 | 21歳 | 1億円 |
2016年 | 22歳 | 2億円 |
2017年 | 23歳 | 2億7,000万円 |
なんと高卒3年目にして、早くも1億円を突破しています。
高卒3年目で1億円を突破したのは、大谷翔平選手と同じくメジャーリーグでも活躍した『平成の怪物 松坂大輔投手』だけでした。
(松坂大輔投手は2021年シーズン限りで引退しました)
大谷翔平選手はポスティングシステムを利用して、2018年シーズンからアメリカメジャーリーグに移籍しています。
<年俸(アメリカメジャーリーグ:ロサンゼルス・エンゼルス)>
年度 | 年齢 | 年俸 |
2018年 | 24歳 | 54万5,000ドル(5,720万円) |
2019年 | 25歳 | 65万ドル(6,825万円) |
2020年 | 26歳 | 70万ドル(7,350万円) |
2021年 | 27歳 | 300万ドル(約3億1,560万円) |
2022年 | 28歳 | 550万ドル(約7億1,500万円) |
2023年 | 29歳 | 3,000万ドル(約39億円) |
日本ハムファイターズに所属していた2017年シーズンの年俸は2億7,000万円でしたが、メジャー移籍後の2018年シーズンは5,720万円に下がっています。
日本で活躍したほとんどの選手は、メジャーリーグに移籍すると、年俸が大幅アップするのですが、大谷翔平選手の年俸はなぜ大幅に下がったのでしょうか?
実はメジャーリーグでは、年俸について労使協定で以下のように定められています。
海外の選手がメジャーリーグでアメリカの選手と同等の扱いになるには、25歳以上かつ自国内でのプロ経験が6年以上必要という条件があります。
大谷翔平選手がメジャーリーグに移籍した時は、日本でのプロ野球経験が5年で年齢も23歳と、上記の労使協定の条件に当てはまっていなかったのです。
この条件を満たしていないと、メジャーリーグ傘下のマイナー契約となるため、そこでの最低保証金額での契約からスタートとなるのです。
大谷翔平選手は労使協定で年俸が下がることを覚悟の上で、早くメジャーリーグへ挑戦したいという思いがとても強かった(お金よりも夢を追いかけた)ということです。
2023年には、エンゼルスと1年契約を結んで、年俸3,000万ドル(日本円で約39億円)で契約しています。
メジャーリーガーの高額年俸ランキング(2023)
メジャーリーガーの高額年俸ランキング(2023年シーズン)を調査しました。
年俸が高い選手10名をランキング形式で紹介します▼
順位 | 選手名 | 球団 | 守備位置 | 年俸 |
1 | マックス・シャーザー | メッツ | 投手 | 43,333,333ドル (約52億円) |
1 | ジャスティン・バーランダー | メッツ | 投手 | 43,333,333ドル (約52億円) |
3 | アーロン・ジャッジ | ヤンキース | 外野手 | 40,000,000ドル (約48億円) |
4 | アンソニー・レンドン | エンゼルス | 内野手 | 38,571,428ドル (約46.3億円) |
5 | マイク・トラウト | エンゼルス | 外野手 | 37,116,666ドル (約44.5億円) |
6 | ゲリット・コール | ヤンキース | 投手 | 36,000,000ドル (約43.2億円) |
7 | コーリー・シーガー | レンジャーズ | 内野手 | 35,500,000ドル (約42.6億円) |
7 | スティーブン・ストラスバーグ | ナショナルズ | 投手 | 35,000,000ドル (約42億円) |
9 | ノーラン・アレナド | カージナルス | 内野手 | 35,000,000ドル (約42億円) |
10 | フランシスコ・リンドア | メッツ | 内野手 | 34,100,000ドル (約40.9億円) |
10位までにランクインしている選手は、全員40億円以上の年俸で契約しています。
上位10人のうち、半数となる5名がニューヨークに本拠地を構えるメッツとヤンキースに所属しています。
メジャーリーグファンなら誰もが知っている超一流選手ばかりがランクインしていますね。
その中でも特に有名なのが、第5位にランクインしているマイク・トラウト選手です。
大谷翔平選手とは同じエンゼルスに所属しており、2023年に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではアメリカ代表キャプテンとして活躍しましたね。
WBC決勝戦の最後のバッターとして、大谷翔平選手と対戦したことで大きな話題となりました。
2024年シーズンは、マックス・シャーザー選手やジャスティン・バーランダー選手の年俸を超え、大谷翔平選手がメジャーリーガーで最高年俸選手になる可能性は非常に高いですが、金額がどこまで大きくなるのか、注目が集まりそうです。
大谷翔平選手は投手、打者それぞれでメジャーリーグを代表する選手ですので、2023年の投手と野手それぞれの最高額年俸の価値があると仮定した場合には、マックス・シャーザー選手の年俸(52億円)とアーロン・ジャッジ選手の年俸(48億円)を足した金額になります。
その場合には、大谷翔平選手の年俸は、なんと100億円です。
そこまで単純な話ではないと思いますが、100億円に近づく年俸になることは間違いなさそうです。
大谷翔平の2024年の年俸はいくら?成績や年俸推移から予想!まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大谷翔平選手の2024年の年俸がいくらになるか、これまでの成績や年俸推移、他のメジャーリーガーの年俸などから予想しました。